【獅子舞の由来その一】
秋月種実、九州より上洛の折、大蔵谷に留まる。その時、稲爪神社の宵宮であったので、家系の因縁のある大蔵谷の神なればと、獅子舞神楽を献ず。その時の方式や型が伝承される。(明石名勝故事談、大宰府資料巻34より)
【獅子舞の由来その二】
安政2年に明石城主松平慶憲公が、無病息災、五穀豊穣を祈願し、大蔵谷村が獅子頭2頭と、太鼓を拝領したと言い伝えられている。
【獅子舞の由来その三】
江戸、明治、大正、昭和と古くから連綿と受け継がれてきた獅子舞は、東の組、中の組、西の組の三つの組で、終戦後も秋祭りには披露されていた。その後、東の組が活動を中止し、やがて中の組、西の組も相次いで踊りを中止し、それ以降、秋祭りは寂しいものとなった。その後、中の組と西の組から新たに保存会を結成することになり、現在の大蔵谷獅子舞保存会に引き継がれている。
【無形文化財の指定】
昭和50年2月6日 明石市の無形文化財に指定される。
昭和54年3月20日 兵庫県教育委員会より、兵庫県指定無形民俗文化財に指定される。
【主な活動歴】
昭和44年10月 大蔵谷獅子舞保存会を結成
昭和48年5月25日 阪急リバー落成記念(大阪府大阪市)
昭和50年2月6日 明石市無形民俗文化財に指定(明石市)
昭和50年2月26日 第17回近畿・東海・北陸ブロック民俗芸能大会(明石市)
昭和51年11月25日 古典芸能大会
昭和54年3月20日 兵庫県無形民俗文化財に指定
昭和56年9月9日 中国天津市歓迎祝賀会(神戸市)
昭和60年5月31日 くにうみの祭典(淡路市)
昭和62年3月29日 伝統芸能事業発表会
平成元年11月5日 伝統芸能のつどい(姫路市)
平成6年6月5日 丹波博(豊岡市)
平成8年7月21日 神戸まつり(神戸市)
平成9年1月25日 全国ふるさとフェア 東京ドーム(東京都)
平成9年3月30日 産業復興推進フェア(神戸市)
平成10年8月8日 大中遺跡まつり(播磨町)
平成12年3月11日 明石城震災修復完成記念(明石市)
平成14年9月14日 沖縄・兵庫友愛提携30周年(沖縄県那覇市)
平成15年5月18日 神戸まつり(神戸市)
平成16年5月3日 浜名湖花博(静岡県浜松市)
平成16年10月23日 地域伝統全国フェスティバルいばらき(茨城県水戸市)
平成18年4月2日 三神入魂式 獅子舞保存会おたやん・ひょっとこの面新調
平成18年10月1日 郷土の民俗芸能大会(鳥取県倉吉市)
平成19年1月3日 NHK総合「日本列島縁起の旅」で全国放送
平成19年11月1日 文部科学大臣表彰の地域文化功労者受賞
平成20年2月24日 「地域伝統芸能まつり」NHK東京ホール(東京都)、NHK教育・BSで全国放送
平成21年9月22日 三神入魂式 獅子舞保存会の天狗の面新調
平成24年7月3日 関西大学應援團創立90周年記念大会(大阪府吹田市)
平成24年9月23日 だんじり新調
平成24年12月2日 日本樽美流吟詠会創立80周年祝賀会(神戸市)
平成25年9月7日 The 獅子舞 in ひょうご(姫路市)
平成27年11月21日 明石市中崎小学校 創立35周年フェスティバル
平成28年11月5日 佛教大学宗教文化ミュージアム(京都府京都市)
令和元年5月2日 明石市政100周年、明石城築城400周年記念式典(明石公園)
令和5年11月12日 麒麟獅子舞フェスタ2023(鳥取県鳥取市)
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