大蔵谷獅子舞保存会は、江戸時代から兵庫県明石市の大蔵町を中心に受け継がれてきた神楽獅子「大蔵谷の獅子舞」を継承、保存する目的で昭和44年に結成された団体です。毎年、稲爪神社の秋祭りの宵宮には神社の境内の前で宮入奉納を行っています。
だんじりの上で踊ったり、肩の上で獅子を使ったり、三人が肩に乗り継いで立つなど、勇壮で高度な技を受け継いでいます。全体的には激しく、それでいて繊細に、ときには静寂に、多様性に富む二十余りの芸があります。頭(かしら)とカヤを二人で数分間舞い、ひとつの芸が終われば次の二人が交代し、踊り全体を完成させます。
2024.10.12
今年も無事宮入り奉納を終えました。文化庁後援による親子教室で獅子舞を始めた小学生たちの披露会も宮入り前に行われました。
親子教室も、本獅子の宮入りでも、今年は女性が獅子舞や太鼓を扱う場面があり、これまでの「獅子や太鼓は男性だけが扱うもの」という縛りを外した初めての宮入り奉納となりました。
足芸では獅子が3体登場し、中央の乗り子は女の子が務める形となりました。3体とも息を合わせてしっかりと立ち上がることができました。
2024.9.21更新
稲爪神社での宮入り奉納は、10月12日土曜日20時より行います。
また、町廻り巡行(荒神払い)も昨年同様に行います。予定は以下の通りです。※雨天の場合、中止となる場合もあります。
10.12 土曜日
【午前】
大蔵八幡町東端
黒橋付近
休天神社
【午後】
東仲ノ町
アスピア明石付近
魚の棚商店街
桜町
相生町
10.13 日曜日
【午前】
大蔵町
円乗寺付近
稲爪神社付近
大蔵院付近
【午後】
中崎公会堂
相生町西側
天文町
子午線交番付近
10.14 月曜日(祝日)
人丸花壇付近
大蔵本町
大蔵中町
大蔵会館付近
2023.11.12
鳥取県鳥取市国府町にある国府町コミュニティセンターにて開催された、麒麟獅子舞フェスタ2023に、出演いたしました。日本遺産認定・国重要無形民俗文化財指定の「因幡・但馬の麒麟獅子舞」と同じ舞台で演舞させていただき、非常に貴重な体験となりました。
また、それに関連して、MBSラジオ「松井愛のすこ〜し愛して」の関西の伝統文化を紹介するコーナーにて、「大蔵谷の獅子舞」をご紹介いただきました。
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